あなたは兄弟姉妹と仲がいいですか?
ちょっとしたきっかけで、兄弟姉妹関係が崩れて不仲になっている方も珍しくはありません。
家庭内のデリケートな問題で、友人などに話せないという方もいるのではないでしょうか?
この記事では、兄弟姉妹が不仲になった原因を深掘りし、自分の心にあるものと向き合ってみませんか?
もし少しでも関係修復を望むのであれば、この記事が役立てられれば幸いです。
兄弟姉妹と不仲になった原因とは?

兄弟姉妹と不仲になった原因は、幼少期の過ごしてきた時間の中で起こる場合もあれば、それまで仲良くしていたのに大人になってから不仲になる場合もあります。
上の子・下の子が感じる視点の違い
兄弟姉妹は、上の子・真ん中っ子・下の子とそれぞれ感じる視点の違いや経験によって、不仲の原因になることが多いでしょう。
恐らくこれらのことが引き金となって、関係性が崩れてしまったのではないでしょうか?
※上の子と下の子の立場の一例を挙げますが、逆の場合もあります。
わがまま過ぎる
家庭環境によって異なりますが、上の子の多くが下の子のわがままさが苛立ちの原因になっていることがあります。
上の子は「お兄ちゃんだから・お姉ちゃんだから」と我慢しなければいけない状況に対して、下の子がわがままを言っても自分の思い通りにできることで不満が募っていることがあります。
上の子が自分のやりたいことを伝えても、それらをすることができず「なぜ自分だけ我慢しなければいけないんだ」と感じてきたことが多ければ多いほど、下の子のわがままさが許せなくなっているのです。
甘えすぎ
上の子の多くは、下の子からのお願いを聞き入れなければいけない状況になったり、親が甘やかすことに対して平等さがないと感じていることがあります。
上の子も甘えたい時があっても「自分でできるでしょ?」と親に言われることが多ければ、親に甘えられる下の子との扱いの違いに嫉妬心が向けられるのです。
そういったことが続くことで甘えたい・頼りたいと思っても、自分で何とか解決策を見つける力を養うことはできますが、逆に人に素直に甘えることができなくなってしまう性格になってしまうこともあるのです。
ずる賢い
上の子は基本的に、何事も自分が初めて経験することがあり、何度も失敗して苦労したり、嫌な気持ちになることがあったでしょう。
ただ下の子は、上の子の姿を見て育つからこそ、いい意味でも悪い意味でもずる賢く、機転が利くことがあります。
自分が苦労してきたことを難なくすることや都合の悪いことをうまく交わすことができる姿に対して、嫉妬や苛立ちを感じることがあります。
無責任
「お兄ちゃんだから・お姉ちゃんだから」と我慢や責任を強いられることがあるのに対して、なぜ下の子には「仕方がない」と許されるのかと疑問を持つこともあったでしょう。
自分とは違い、無責任な考えや行動が許される不平等さに対して、親や兄弟姉妹に対して苛立ちを感じることが不仲の原因になることもあります。
長男・長女の多くは、「しっかり者」のイメージがあるかもしれませんが、幼少期に自分が無責任な行動を取ることができなかったからこそ、そうならざるを得なかったのです。
説教臭くて細かい
逆に下の子から見て、上の子は説教臭くていちいち細かいとストレスになっていたことがあります。
上の子は親に言われてきたことを下の子に強く伝えてしまいがちになることもあり、まるで親のように説教や細かく言われることに苛立ちを感じることがあります。
親にも言われることを、さらに上の子にも言われることで、「なんでそんなこと言われなきゃいけないんだ」と鬱陶しい存在になってしまうのです。
バカにする・マウントを取る
自分が苦手なことや初めてのことなどで苦戦や悩みを抱えている時に「そんなこともできないの?」「自分には簡単すぎる」など上の子にバカにされたりマウントを取られることで、苛立ちや自尊心を奪われることがあります。
もちろんその言葉に火がついて努力して見返すタイプもいますが、完全にやる気をなくしただその言葉や態度に執着して相手に対して嫉妬や相手のせいにして根に持つことがあります。
兄弟姉妹間の中でマウンティングが起こることで関係性が崩れ、不仲になることもあるのです。
恩着せがましい
兄弟姉妹間の中で、相手に対して手助けや肩代わりするシーンはあるものですが、やってあげた側がいつまでも恩着せがましい言動を向けることに対して不快感を感じることがあります。
いつまでも「やってあげた感」を出し続け、見返りや感謝を求めすぎることに、しつこさや迷惑さが生まれ、相手に対して素直に感謝を向けることすらできなくなるのです。
大したことでなくても重々しく表し、常に上の立場でいると言わんばかりの態度がイライラの要因になるのでしょう。
思っていることを言わない
多くの我慢することが身についてしまったりすることで、自分の思っていることを言わないことに対して関係が深まらなかった場合もあります。
自分の意見を言えばいいのに、不満げな表情や態度、親にグチグチと文句を言う行動が目に付いてしまうこともあるのでしょう。
意思疎通がし合えないことでより一層相手との溝が深まってしまったのかもしれません。
性格や好みの違い
同じ家庭環境で育ったとしても、それぞれの性格や好みの違いがあるのも当然です。
真逆な性格の兄弟姉妹だと、仲良く遊ぶことがなかったり、価値観の違いでケンカになることがあるでしょう。
そんな些細なことでもイライラやストレスが溜まり続けることで関係が悪化することがあるのです。
例えば
「外で誰かと一緒に遊ぶことが好きな活発な子」と「家で一人で静かに遊びたい落ち着いた子」
「スポーツやカラオケが好きな子」と「ゲームや読書が好きな子」など
嫉妬心
兄弟姉妹に対して、嫉妬心があることで不仲になってしまうこともあります。
兄弟姉妹に対して劣等感や羨ましさを感じても、それを親に伝えることもできず、嫉妬心から相手に当たってケンカになることもあるのです。
例えば
「成績が良くて何でも難なくこなせて羨ましい」
「甘え上手でいつも好きなことをさせてもらえてずるい」
「社交的で友達が多くていいな」
「容姿が整っていて羨ましい」など
親の扱い不平等さ
不仲になる原因となるものとして親の扱いの不平等さも挙げられます。
兄弟姉妹でも親の態度や扱い方が不平等に感じると不安や不満を感じ、相手に対して嫉妬や親との関係も悪化することがあります。
例えば
「自分には厳しいのに、下の子には甘い」
「上の子は何でも買ってもらえるのに、自分は我慢したり使い古しが回ってくる」
「明らかに会話の量や接する態度が違う」 など
結婚・育児に対する価値観のズレ
結婚や出産、育児をする年齢になり、幼少期は仲が良かった間柄でも、ちょっとした価値観の違いが言い争いの原因になり、疎遠になってしまいがちになることもあるのです。
例えば
「結婚した側が独身側に結婚をしないことに対して自分の考えを押し付けすぎる」
「結婚生活の豊かさに嫉妬する」
「育児方針の考えの食い違いによる言い争い」など
看病・介護問題
親が病気や高齢で、看病や介護が必要になることで、大人になって兄弟姉妹間の関係が悪くなることもよくあります。
・近くに住んでいる、独身、働いていないという理由で精神的・肉体的な負担が生じる
・看病や介護をしていない側から「大したことじゃないでしょ?」と軽く言われる
・話し合いをしようとせずに押し付けられる
・入院費や入所費用などについて揉める
金銭問題
兄弟姉妹間での金銭トラブルもよくある話です。
金銭トラブルは感情的になりやすく、解決が困難になることもあり、訴訟に繋がるケースも少なくはありません。
・借金の肩代わりや貸したお金の返済に応じない
・親の入院治療費や介護費用の不平等さ
・家業を継ぐ、継がない問題
・遺産相続での分割争い など
兄弟姉妹と不仲だと人間関係にも影響する?

兄弟姉妹が不仲だと人間関係にも影響することは、少なからず出てくる場合もあるでしょう。
家庭内で自分の思い通りにならないことで、友達や恋人にその思いを向けようとすることもあるでしょう。
例えば
「家で構ってもらえないから、誰かに注目されたい」
「寂しさから恋人に依存してしまう」
「家で主張できないから、わがままな行動を取ってしまう」
「兄弟姉妹に似た性格の子を訳もなく嫌う」など
全ての方が該当するわけではありませんが、家庭と違う環境で自分の心の奥底にある思いが出てしまう方もいます。
それによって気持ちを落ち着かせられる場合もありますが、相手との関係がうまく築けなくなってしまうこともあるのです。
不仲になった兄弟姉妹と関係修復はできる?

不仲になった兄弟姉妹との関係は、精神面が成熟することで相手の性格や個性を認めること、許すことができれば関係修復は自然とできることもあります。
もちろん根深い確執により疎遠になることや、大人になってから介護や相続問題により関係が悪化することもあります。
もし兄弟姉妹との関係を少しでも修復したいと思うのであれば、これらのことを試してみることで関係が以前より良くなる場合もあるでしょう。
軽い挨拶や連絡をする
少しでも関係修復を望むのであれば、まずは軽い挨拶や連絡をしてみることから始めてみるといいでしょう。
一緒に暮らしている場合
「おはよう」「もうすぐごはんできるよ」「これ落ちてたけど(名前)の?」など日常的な内容での声掛けをしてみる
離れて暮らしている場合
「誕生日おめでとう。元気にしてる?」「久しぶりにランチでもしない?」など連絡しやすい話題を出してみる
仮に、相手が冷たくしてきたとしても感情的にならないことも重要です。
少しずつ会話や連絡を取り合えるようになったら、相手の気持ちや状況も配慮しつつ、自分の気持ちや謝りたいことを素直に伝えられるようにじっくりと時間をかけて関係修復に努めていくと良いでしょう。
年に一度でも顔を合わせてみる
一緒に住んでいる場合であれば、少なからず顔を合わせるチャンスはありますが、離れて暮らしていれば疎遠になりがちで、関係も一向に変わることはありません。
相手の気持ちも尊重しなければいけませんが、年に一度でも何かきっかけを作って会う時間を設けるのも良いでしょう。
よくあるシーンでいうと、お正月やお盆、親族の法事などがありますが、家族の集まりを避けるタイプや仕事などの理由で来られない場合もあるので、「家の近くに行く用事があるついでに少しお茶に誘う」「甥や姪にお祝いなどを渡すために会う」など何かきっかけを作って連絡をし、会う時間を設けてもらうのも良いでしょう。
感謝の気持ちを伝える
友人や職場の人には素直に感謝の気持ちを伝えられるのに、身内ほど全てのことが当たり前だと感じてしまっていることや恥ずかしさや意地で気持ちを伝えれられないこともあるでしょう。
どんな些細なことでも「ありがとう」と伝えることで、お互いの凝り固まった気持ちが和らぐ可能性があります。
素直に直接伝えられなければ、メッセージやギフトを送るなど間接的に気持ちを伝えるのも方法です。
お互いの価値観を認め、尊重する
兄弟姉妹といっても、違う人間同士です。
だからこそ自分の価値観で当てはめてしまうのではなく、お互いの価値観を認めて尊重する考えに意識を変えてみることも重要です。
同じ環境で育っても、生まれた順番や性別で起こる経験の差、性格の違いは自然に生まれるものです。
自分の視点でしか分からないこと以外のことが相手にはたくさんあるものです。
「兄弟姉妹でも違って当然だ」と視野を広げてみることで、相手に思っていた事が許せる日が来るかもしれません。
精神的に強くなることで、相手にかける言葉や態度が少しずつ良い方向に変われば、相手もその変化に気づき、向き合おうとする姿勢を向けてくれる可能性もあるでしょう。
執着していた過去の出来事から自分を解放させることは、あなたにとって大切な変化になるのです。
「仲がいい=普通」と捉えすぎない
不仲な状況から仲良くなるのは、そう簡単なことではありません。
恐らく、友人や同僚などの兄弟姉妹話を聞いたり、街中で仲の良さそうな家族を見ると「羨ましい」「なんでウチはダメなんだろう」と感じることもあったかもしれません。
「仲がいい=普通」だと捉え過ぎると自分に対してプレッシャーをかけてしまうことにも繋がりかねません。
他の人がどんなに仲が良さそうだと思っても、それぞれ人には知れない事情を抱えているものです。
関係修復をしようと考えるがあまり、自分の気持ちが先走ることは逆効果になるため、仲がいいことを普通として考えずに自分なりの理想に近づけばそれでいいのです。
兄弟姉妹といっても身近な他人であり、ライバルでもあると考え、今よりも少し距離が近づくくらいでいいと考えれば、きっと気が少し楽になるかもしれません。
必要に応じて第三者を交えて話す
相続問題など金銭が絡むことで関係修復がほぼ不可能になることももちろんあります。
話し合いの場を設けようとしてもできない場合もあるでしょう。
かなり複雑な状況になっている場合は、専門のカウンセラーに相談してみることや弁護士など第三者を交えて話し合いの場を設けると協議や手続きが円滑に終えることもあります。
結果的に関係修復ができないとしても、しっかりお互いが納得できる話し合いができれば、その後はお互いに干渉せず自分の人生を送り、精神的な安定を図ることも一つの選択肢です。
まとめ
この記事を読んでみて、あなた自身の気持ちをまず整理することはできましたか?
兄弟姉妹に対して嫌な思いをした経験は誰でもあることです。
もしかしたら、この記事が気になって見て頂いた方は心の奥底に仲が良かった時のことを思い出すと今の関係性が僅かでも良くなれないものか?と感じているかもしれませんね。
幼少期のちょっとした喧嘩や出来事で不仲になった方、大人になってからの複雑な事情で疎遠になった方など事情は様々あるかと思います。
もし少しでもわだかまりを解したいと願うのであれば勇気ある一歩を踏み出してみると、関係修復に繋がるかもしれません。
