水. 12月 31st, 2025

年末シーズンになると話題に上がる忘年会ですが、職場の忘年会に対する考え方が昔と今とでは少し違いがあるのをご存じですか?

一昔前は、若い世代が職場の忘年会を煙たがっていましたが、今はベテラン世代が消極的になっているそうです。

この記事では、職場の忘年会に対する考え方の変化やその理由について解説しています。

忘年会の企画や幹事をする方、会社内でもこの記事を活用して頂ければ幸いです。

職場の忘年会の意識が逆転?

職場の忘年会においてこの数年で意識が変わっているようです。

コロナ禍以前は約5割の企業が忘年会を開催していましたが、コロナ禍では飲食店の営業時間の短縮や自宅勤務などの影響もあり約2割ほどに減少しましたが、徐々に回復し今年は約7割の開催が予定されているそうです。

出典:Job総研「2025年 忘年会意識調査」

そして、忘年会に対して意欲が高いのは意外にも20代で50代が最も低い結果となっているようです。

出典:Job総研「2025年 忘年会意識調査」

一昔前は、ベテラン世代が意欲的で、若者世代が職場の忘年会を敬遠する傾向があった印象ですが、職場環境の改善やコロナ禍で対面で話すことに重要性を考える若者が増えたのも理由なのかもしれません。

職場の忘年会に行きたい人の理由

職場の忘年会に意欲的な人の理由として、このような意見が挙げられています。

忘年会に対して前向きに考えるのは、職場環境が良いことや仕事に対する熱意などを持つ方がこのように感じていることが多そうです。

前は職場の忘年会は行きたくなかったけど、去年行ってみたら結構楽しく過ごせて今年はむしろ行きたいって思ってる自分がいる。

仕事以外の話をすることで意外な発見があったりして、結構面白い空間だから結構楽しみ!一年の締めくくりにもなるから行って損はないんじゃないかな?

勤務中ってそれぞれ時間に追われているし、ゆっくり話せる時間ってあんまりないけど、お酒が入ることで今までよりも距離感が近くなったりするから、その後の仕事にもいい影響があったりするからチャンスの場かなって思う。

若い世代の話題の話には正直ついていけないけど、若い世代の意見を聞いてみるのも刺激になる。

 

職場の忘年会に行きたくない人の理由

忘年会に対する考え方がプラスになっている傾向はあるものの、プライベートを重視する人や職場の上司・部下に気を遣うなど忘年会に対して必要性があるのかを問う方も一定数存在するのも事実です。

単純に仕事以外の時間はプライベートの時間として過ごしたいから参加したくない。プライベートな話も根掘り葉掘り聞かれたくない。

飲めないから、お酒の場の空間が苦手。店の予約とか幹事とか、職場以外でも上司に気を遣わないといけないのも辛い。断ったりすれば人間関係にも影響するのではと思うので渋々行かなければいけないのかなとも思う。

ハラスメントとか何かと言われる世の中になって、変に気を遣うようになってしまって以前よりも楽しく過ごせない。

立場上、二次会、三次会になった時に支払いの負担をしなければいけなくなるので、人数によっては痛い出費になる。

職場の忘年会を楽しむためには?

職場の忘年会において、参加者だけでなく参加を迷う人や断ろうと考えている人に対しても配慮した方法で職場の空気感を円滑に対応することも大切です。

強制参加にさせないこと

忘年会を開催することを決定しても、参加したくない人のことも考えて強制参加にさせないことが重要です。

誘う側も断る側もそれぞれ相手の気持ちを汲み取ることも大切です。

誘う側→断られても無理に理由を聞かず、明るくフォローの言葉を伝える
断る側→変に嘘や理由を細かく言わず、丁寧に断り、感謝の言葉を伝える

二次会があることを匂わせない

忘年会が長引くことで気を遣って二次会に参加する人もいる可能性もあることもあるため、一次会で終わることを前もって伝えておくことで精神的な負担を軽減させることができます。

終電や翌日のことも考慮した開催や途中参加・途中退出でも良いことなどフランクさを感じてもらうようにするとプレッシャーを感じにくくなるでしょう。

気疲れしない工夫をする

忘年会において気を遣って頑張り過ぎてしまう人が一定数いますが、無理にゲームや余興などをしないようにすることや気疲れしない席の調整なども考慮すると良いでしょう。

また、幹事などにも負担がかからないように新人社員だけに任せないことや会場をホテルやビュッフェ形式などにするなどにすることも良い方法です。

金銭的負担を考える

会社で飲食代を全て賄うことができれば一番良いですが、個人負担も発生する場合は一人4,000円程度くらいにするように考慮しましょう。

また、幹事などには労いとして多少何か考慮してあげることができればより良いでしょう。

まとめ

職場の忘年会に対する意見調査では、若い世代が意欲的になっていることやベテラン世代が消極的になっている結果に意外性を感じましたが、これも時代の変化なのかもしれません。

すでに忘年会の話題になっている職場もあれば、これから考え出す職場もあるかと思いますので、それぞれの意見や円滑な職場環境になるための対策を取ってみてください。

忘年会以外にも職場内での付き合いにおいてこの記事が参考になって頂ければ幸いです。

投稿者 mindlens